《絵 季節の掛物・待合掛 秋 3 》
展示即売中のときが ありますので ご注文の節は 在庫を ご確認お願いします。
まず見所のある作品、そして良い表装,この二つ、兼ね備えた掛物をご紹介 しております。 ひなや福寿堂
絵96 富田渓仙 白萩鼬 25000円 合せ箱
富田芳子 極め箱
絵2-3 浮田 一 豊年祭 8万円
石崎 光瑤 箱書絵106 深田直城 かかし 25000円 合せ箱
萩といえば
一つ家に 遊女も寝たり 萩と月 芭蕉。
他に 山萩,野萩白萩、小萩、真萩、萩散る、こぼれ萩、乱れ萩、萩原、萩の戸、萩の宿、萩の主、萩見、
と 季語が あるそうです。
絵2−9 西山芳園 萩 3万円 武部白鳳 極め書絵65 須磨対水 月ニ秋草 8万円 共箱(二重箱)
絵16 岡本豊彦 秋野 3万円 合せ箱
絵35 森一鳳 柿 15,000円 紙箱
掛軸寸法31×183.5cm
本紙寸法29.5×102cm
絵49 柴田晩葉 落葉 4万円 合せ箱
絵33 森一鳳 茄子 15,000円 紙箱
書114 菅真人 干柿(絵) 花朝賛 15000円
絵31 木島桜谷 月 図 2万円 共箱
掛軸寸法34.5×199.5cm
本紙寸法31×137cm絵54 伊藤紅雲 雀踊 25000円 合せ箱
掛軸寸法62.7×139cm
本紙寸法60.3×41.5cm
書157 須磨対水 菊自画賛 25000円 極め箱 |
e194 寺崎廣業 秋江夜泊
3万円 共箱
対水作品 お買い上げの方には この本をお付けします。
絵13 須磨 対水 宮島みやげ 6万円 共箱
掛軸寸法 26.5×197cm 本紙寸法 24×119cm
掛軸寸法30.2×146cm
本紙寸法20.5×59cm
「吉兆」の誕生
昭和5年11月、義父は神戸から離れて大阪の新町に間口1間2分5厘(2.25メートル)、奥行6間(10.6メートル)の小さな店を出すことになりました。
29歳の時でしたが、開業の半月ほど前にいとこの「きく」と結婚をしました。
当時、大阪画壇で活躍していた須磨対水氏の発案で、今宮戎に関係する吉兆笹から「吉兆」と店の名前が決まりました。
そして、須磨対水氏によって「お鯛茶処吉兆」とかかれた暖簾が店の前に掲げられました。
店は箸紙のように細い形だったと、義父が話していましたが、入ったところからずっと通路があり、右側が調理場で横には丸炉が切ってあったそうです。
一番奥が客席で、丸炉には釜を掛け、お客様が来られると釜の湯で香煎茶を差し上げたそうですが、これもお茶から来たことでしょう。
天井には、京都の高辻にある和田卯さんで求めた朱塗りの八方行燈を吊り、黒塗りで縁を朱塗りにしたテーブルに、朱塗りの椅子を合わせ、それに萌黄色の座布団を載せるなど、全体をハッキリとしたコントラストでまとめました。
食器も当時のお茶人さんたちに好まれた永楽さんや楽さんの上質な食器を揃えたそうです。奥に設けたトイレの小用には杉の葉をたっぷりと入れたりするなど、茶味のある洒落たしつらえの店であったそうで、開店の時はとてもうれしかったと話しておりました。
吉兆さん HPより