絵125 菅楯彦 自画賛 西行法師 銀の猫の図 35000円 合せ箱
掛軸寸法43.5×179cm
本紙寸法32.5×106.5cm

本紙は 絹本。

自画賛ともに 菅楯彦 さん。

図柄は 西行法師の 物語の有名な一場面です。

西行が 頼朝からもたった 銀の猫を 通りすがりの子供に あげてしまうところです。

西行さんも 子供の顔も ほんとに楯彦らしい 表情をしています。

これが なかなか 書けないんですよね。

賛は 黄金にも まじる子をさへ すてしみの な?白金に こころとどめん。

表具は 裂表具。 どんす丸表具。

経年のための 変色あります。

折れあります。

とても楽しい作品です。

話の種にも なりますしね、、、

強く おススメ申しあげます。

 

東洋画題綜覧
文治二年西行が頼朝の召に応じて伺候しその帰途頼朝から贈られた銀の猫を、惜気もなく、門外の童児に与へたといふ逸事は、載せて『東鑑』にある、曰く

文治二年八月十六日午剋、西行上人退出、頻雖抑留、敢不拘之、二品(頼朝)以銀作猫被充贈物、上人乍拝領之、於門外与放遊嬰児、是請重源上人約諾東大寺料為勧進沙金赴奥州、以此便路巡礼鶴岳云々。

これを描いた作

小堀鞆音筆  『西行与銀猫』  水野貞一氏蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
 

西行
平安後期の歌人。姓は佐藤、名は義清、別号に大宝房、法名を円位。武家に生まれ鳥羽上皇に北面武士として仕えるが、のち出家する。平清盛・時忠、崇徳院・徳大寺実能らと交わる。仏道修行、和歌に励み、諸国を遍歴。仏教観を基として独自の抒情歌を確立。『新古今集』に九四首収められ、家集に『山家集』等がある。建久元年(1190)寂、73才

 

 

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