絵159 須磨対水 瑞兆 12万円 共箱
掛軸寸法66.5×135cm
本紙寸法56.7×41.7cm

本紙は 絹本。

横物にて 姿よし。

作者は 待合の名手 須磨対水 です。

須磨対水 は 料亭 吉兆の なずけ親としても 有名です。

画面は ゆったりとして 上に 金雲が たなびき

下には 生き生きした 松、

この 松は 大きい松では なくて 若い 幼稚園のような 松の 苗のような

背丈 10〜20cm 位の 松です。

これを 若い松 として 稚松 という 言い方が あります。

こういう 小さな 松が 春には あちこちに 芽生えてきます。

根引きの 松  というのは これを 引っこ抜いて 玄関などに 結わえつけて お正月を 迎える わけです。

一杯 出てくるんですよ。

あっちこっちに出てきますよ。 楽しいですよ。

で   ーーーーーーーーーーーーーー

こういうのを 稚松繁栄の図 といいます。

これは いっぱい 子孫繁栄 ということで 喜びます。

そして   の  を かえて 智慧の にして 

松繁栄の図  として 端午の節句の 掛物としても 愛でるのです。

ことほど 左様に お目出度い 言葉では ございます。

ーーーー    まあ そんなことですが、

稚松  の そのちょっと横に 福寿草 が 見えますよ。

柔らかな 春の日差しが 伝わってきます。

表具は これまた 極上。

一文字 敷き松葉文 本金襴
中廻し 流水文 本金襴
天地 ななこ 正絹
軸先 頭切 象牙

箱 桐

上品です。

良いもんは 良い ということですね。

状態 良好です。

強く オススメ 申し上げます。

 

須磨対水

四条派の画家。大阪生。名は鹿太郎。久保田桃水に師事。
昭和30年(1955)歿、88才。

 

「吉兆」の誕生
昭和5年11月、義父は神戸から離れて大阪の新町に間口1間2分5厘(2.25メートル)、奥行6間(10.6メートル)の小さな店を出すことになりました。
29歳の時でしたが、開業の半月ほど前にいとこの「きく」と結婚をしました。
当時、大阪画壇で活躍していた須磨対水氏の発案で、今宮戎に関係する吉兆笹から「吉兆」と店の名前が決まりました。
そして、須磨対水氏によって「お鯛茶処吉兆」とかかれた暖簾が店の前に掲げられました。
店は箸紙のように細い形だったと、義父が話していましたが、入ったところからずっと通路があり、右側が調理場で横には丸炉が切ってあったそうです。
一番奥が客席で、丸炉には釜を掛け、お客様が来られると釜の湯で香煎茶を差し上げたそうですが、これもお茶から来たことでしょう。
天井には、京都の高辻にある和田卯さんで求めた朱塗りの八方行燈を吊り、黒塗りで縁を朱塗りにしたテーブルに、朱塗りの椅子を合わせ、それに萌黄色の座布団を載せるなど、全体をハッキリとしたコントラストでまとめました。
食器も当時のお茶人さんたちに好まれた永楽さんや楽さんの上質な食器を揃えたそうです。奥に設けたトイレの
小用には杉の葉をたっぷりと入れたりするなど、茶味のある洒落たしつらえの店であったそうで、開店の時はとてもうれしかったと話しておりました。 吉兆さん HPより

  対水作品 お買い上げの方には この本をお付けします。

 

 

 

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