掛軸と茶道具の卸店、ひなや福寿堂です。
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絵65 須磨対水 月ニ秋草 8万円 共箱(二重箱)
掛軸寸法39.5×211cm
本紙寸法28×125.5cm
本紙は 絹本。
細物にて 姿良し。
絵は 待合の名手 須磨対水 。
画面上に 月が出て その下には リンドウが一叢 描かれています。
静かな 秋の夜に 清楚な花の精のように 描かれています。
対水ならではの 視点ですね。
表具は 裂表具。極上。
一文字 胴入り 本金竹屋町
中廻し 花唐草文金襴
天地 ななこ正絹
軸先 不明
箱 桐二重箱
本紙全体に 薄くシミありますが
状態 良好といえます。
強く おススメ申しあげます。
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「吉兆」の誕生
昭和5年11月、義父は神戸から離れて大阪の新町に間口1間2分5厘(2.25メートル)、奥行6間(10.6メートル)の小さな店を出すことになりました。
29歳の時でしたが、開業の半月ほど前にいとこの「きく」と結婚をしました。
当時、大阪画壇で活躍していた須磨対水氏の発案で、今宮戎に関係する吉兆笹から「吉兆」と店の名前が決まりました。
そして、須磨対水氏によって「お鯛茶処吉兆」とかかれた暖簾が店の前に掲げられました。
店は箸紙のように細い形だったと、義父が話していましたが、入ったところからずっと通路があり、右側が調理場で横には丸炉が切ってあったそうです。
一番奥が客席で、丸炉には釜を掛け、お客様が来られると釜の湯で香煎茶を差し上げたそうですが、これもお茶から来たことでしょう。
天井には、京都の高辻にある和田卯さんで求めた朱塗りの八方行燈を吊り、黒塗りで縁を朱塗りにしたテーブルに、朱塗りの椅子を合わせ、それに萌黄色の座布団を載せるなど、全体をハッキリとしたコントラストでまとめました。
食器も当時のお茶人さんたちに好まれた永楽さんや楽さんの上質な食器を揃えたそうです。奥に設けたトイレの小用には杉の葉をたっぷりと入れたりするなど、茶味のある洒落たしつらえの店であったそうで、開店の時はとてもうれしかったと話しておりました。
吉兆さん HPより
対水作品 お買い上げの方には この本をお付けします。
須磨対水
四条派の画家。大阪生。名は鹿太郎。久保田桃水に師事。昭和30年(1955)歿、88才
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