絵2ー2 内田稲葉 良宵童戯 6万円 共箱
掛軸寸法133×55cm
本紙寸法41×50cm

本紙は 絹本。
横物にて 姿良し。
作は 菅楯彦さんの 二番弟子 内田稲葉さん 。

稲葉さんは 菅楯彦さんや 生田花朝さんと ちょっと 違って
独特な 表現をします。
特に 人の顔ですが 何とも言えぬ 線描でして
目の下に すべて 白い胡粉を塗って その上に 黒目を
ポツンと 落としています。


これは 稲葉さんだけです。
その他の 描きかたも とても 特殊ですが
とって付けた所は ありません。

聞くところに よりますと 大人しい方だったそうです。
お住まいは 勿論大阪で 阿倍野ハルカスという 
のっぽの 百貨店の裏あたりに いらっしゃったようです。

ところで 六人の子供たちが いますが 
皆 一張羅の晴れ着を 着せてもらって
いたずら坊主も オテンバさんも  ちょっと オスマシです。

お月様も やさしそう。

画面全体に ごく薄く 地塗りが あります。

画題は 良宵童戯
まさに  です。
子供たちは 何を しているのでしょうか、
鬼ごっこかな?
とうせんぼう?
それとも チュカマエタァー ー ー ?

表具は 裂表具。
軸先 清水焼
箱 桐


懐かしいんですよね。
状態 良好です。
強く おススメ申しあげます。

 

内田稲葉(うちだ とうよう)
明治34年鳥取県に生れる。大阪に出て菅楯彦に師事する。
有秋会・晨光会・留珠会に所属。
関西展、大阪市展等出品。入選。
院展を中心に活躍。
昭和58年(1983)没。83歳