見込み 底の 図は 鹿です。↑

 

鵬雲斎宗匠の 箱書です。

二重箱です。

 

f90 十六代 永楽善五郎 交趾福禄寿 菓子鉢 25万円 共箱(二重箱)
     鵬雲斎 箱書
胴径20.8cm 高さ12cm

これまた 出来の良い 上がりです。

通常の 釉の仕上がりとは 断然 違っています。

釉の 発色が 見事です。

とりわけ 外側の 花唐草の 各色の 輝きは 最高です。

そして 又 模様の 浮き上がりは シャープで 手の切れるような 手ごたえが あります。

画像では 解りにくい ですが 十六代 永楽善五郎 さんの べっさく で ございます。

そして

見込みの 図柄ですが 側面に 蝙蝠 雲などの 吉祥文。(蝙蝠は 中国では 瑞兆を 意味します。)

そして 見込みの底には 松に 鹿さんが います。

ところで

十六代 永楽善五郎 の箱書には 福禄寿 とありますが 福禄寿は どこへ 行ったのでしょうか ? 

実は この鹿さんが 福禄寿 なんです。ひなやの説明は 初心者向けに 書いていますので 熟練者は スルーしてください。

鹿寿老人 に対する画像結果

鹿寿老 といいまして 福禄寿の 横には かならず 鹿が います。

そういうことで この鉢は 福禄寿 というわけで ございます。

ちなみに 寿老人 と 福禄寿 は どうも 同じ神様のようです。

「ややこしいのねえ、、、」 

「そういわれても 私のせいでは ございません。」

 

「ということで 鵬雲斎宗匠の お箱書も ありまして この お値段!

 「通販みたい。」

状態 良好です。

強く おすすめ 申し上げます。

 

16代 永楽善五郎(永楽即全)
1917 ( 大正6 )〜 1998 ( 平成10 )
五才のときに、妙全の養子となる。
父正全没後、1935(昭和10)十六代善五郎を襲名。
使用落款は、三井高棟より賜り同翁の招きにより大磯に城山窯を築く。
作風としては、今までの永楽様式をよく勉強し、金襴手、仁清写、交趾、祥瑞写、染付などを得意とし、即中斎・淡々斎好みなどをよく残す。
近年、子の紘一氏が十七代善五郎を襲名している。

 

福禄寿&寿老人

 福禄寿と寿老人は、同じ神であるといわれ、もともとは中国の道教の神様です。南極星の化身とされております。同じ神とされていますが、いちおう福禄寿と寿老人を分けて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 福禄寿は、もともと中国道教の神であり、道教で、というより中国で、最も強く希求される福(幸福)と禄(富貴)と寿(長寿)の意味を持ち、南極老人星の化身といわれています。南極老人星とは、南半球にある竜骨座のカノープスのことで、北半球の緯度の高い地域では地上ぎりぎりに見えるか見えないかの星です。中国では、「この星を見ると寿命が延びる」と言われていました。従って南極老人星の化身は寿命を延ばすめでたい存在だと考えられたました。よく鶏が先か、卵が先かといわれますが、この福禄寿の場合もはっきりしませんが、福禄寿という名前から想像すると、福禄寿という長寿の神が成立して、そのあとに、南極老人星の化身でもあるということが付加されたのではないでしょうか。

 福禄寿は、中国では、鶴と鹿と桃を伴うことによって福・禄・寿を象徴する三体一組の神像や、こうもりと鹿と松によって福・禄・寿を具象化した一幅の絵などが作られ広く用いられたようです。北宋の嘉祐年中に現れた仙人(勿論、伝説上の人物)で、その姿は、短躯頭長のいわゆる畸形で、美髭を蓄え、左手には如意宝珠、右手には杖を持っています。そしてその杖頭に経巻を結び、長寿の印の白鶴(時には亀も)を伴っています。また杖頭の経巻には人の寿命が記されているといわれてます。福禄寿の年齢ですが、長寿の神様でもあることから、勿論、1千万年を越えるといわれています。福禄寿が、畸形であることですが、昔は、かえって畸形の人、つまりハンディキャップのある人を「福の神」と呼んで、大事にしてきたことが中国でも日本でもありました。頭でっかちの福助が、福を招くとされているのも同様な理由だそうです。

 次に、寿老人についてですが、彼は老子の化身とも言われています。長命、富貴、与宝、種々の病の平癒の神でもあり、人々の安全と健康を守る神です。道教は、黄帝(中国古代の伝説上の帝王。漢方医学の祖、薬の神様ともいわれています)とともに、老子を教祖と仰いでいます。寿老人は、つまり道教の中でも非常に高位の神であり、よってその姿は、白髪長寿の老子の姿をしています。そして、長寿を記した巻物をつけた杖と1500年生きているといわれる黒い鹿(玄鹿:その肉を食うと数百年生きられるという)を連れており、人に延命長寿の福徳を授けるといわれています。場合によっては、鹿の代りに食いつづけると長寿を保つと言われる桃の実を持っていたり、扇を持っていることもあるようです。扇は、中国では扇は、何か悪い物を追い払い、良い物を招くという意味があるようです。福禄寿の場合なら、不吉を払い、吉を呼び込む、寿老人の場合なら、病魔を払い、長寿健康を招くといったところでしょう。また福禄寿の場合の、鹿や桃も、寿老人の場合と同じ意味と考えられています。そして、言い遅れましたが、寿老人も、福禄寿と同じく南極老人星の化身といわれています。すなわち両神は、同一神といわれるのです。

 両方の神の説明を聞いているとわかるように、どちらも、老神で、格好や連れているもの、持っているものは、共通したものが非常に多いです。これまた鶏が先か、卵が先かの議論ではないですが、両方の神の役割や格好が似ていたから同じ南極老人星の化身の神となったのか、それとも同じ神であるとされたから姿格好が似せられたのかはまだ研究不足のため不明です。

 

 

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