ひなや福寿堂 ふたおき の ページです。
はじめ蓋置は台子皆具の一つとして、建水の中に仕組まれていました。その後独立した道具として別途に作られるようになり、唐銅皆具の写しから始まり、さまざまな形が生まれ金属(唐銅・南鐐・鉄)、陶磁(青磁・染付・国焼・樂)で作られるようになりました。 |
蓋置4 9世 白井半七 朱地 吉祥文 蓋置 15,000円 合せ箱
口外径5,6 底5,5 高さ5cm
半七 さん お得意の 宝尽くし文。
軽妙な 絵付けですね。
合せ箱ですから お安くしておきます。
状態 良好です。
『宝尽くし』 はめでたい文様 吉祥文様で
中国の八宝 (法螺・法輪・白盖・蓮華・宝瓶・金魚・盤長)を日本風にアレンジ
したものです。
9世 白井半七 (1928?1987)
父8世半七の作風を受け継いで乾山写を得意として特に絵付技術に秀でた。
1980年に兵庫県宝塚から三田に移窯、8世9世ともに料亭「本吉兆」と親交を深めており
会席の器や湯呑など「吉兆好」の作品をよく残した。趣味人でもあり書画にも秀でた。
昭和62年没
蓋置の形 昔からの形としては「七種蓋置」があります。
火舎 … 火舎香炉といい、最初は小さな香炉の転用品。
火舎とは香炉の蓋のことです。 蓋置の中ではもっとも格のあるものとされています。
足のついた香炉形で蓋には透しがあり摘みがついています。
五徳 … 炉に使う五徳の形。
五徳を使わない時(釣釜・透木・切合せ風炉)に使う。
一閑人 … 井戸覗きともいわれる。
変形としては人物のかわりに蛙・獅子・龍がついている場合もある。
三人形 … 三閑人ともいわれ、人物が三人外向きに手をつないで輪になっている形。
三人の内、一人の衣装が異なっていてそれを正面にして扱う。
栄螺 … 本物の栄螺貝を使ったものを写した。飾るときは伏せて使い、蓋を置くときには口を上に向ける。
三つ葉 … 三つ葉を上向きと下向きに合わせたもの。
上の葉が小さく下の葉が大きいが、使うときには下の大きい方を上にする。
蟹 … 蟹の形をした墨台・筆架を転用したもの。
その他
印 … 足利義満が所持していた臨済禅師の銅印を転用したのが始まりとされます。
駅鈴 … 馬につける鈴のことで、ドーナツ形。
糸巻 … 糸を紡ぐ糸枠の形。
夜学 … 夜学をするときの灯具の形。
つくね … 手づくねからきたもので、厚造りで中心の穴が小さい。
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