香合15 市川銕琅造 三輪雛 木彫香合 即中斎箱書 50万円
共箱 9×6 高さ3cm
即中斎宗匠と銕琅の 取合せ、意匠は 日本最古といわれる 三輪雛です。
男雛、女雛ともに 顔に経年のための変色あります。
全面彩色、内側は金箔、蓋裏に 即中斎花押です。袴の裏に刻銘。
市川銕琅の幼い頃の おはなしです。銕琅は3人兄弟末っ子で名は虎蔵。
3人兄弟は、「小倉百人一首かるた」を作りました。特技を活かして、書が好きな長兄は和歌を、器用な次兄は色紙でかるたを、そして絵の好きな虎蔵少年は殿さま・姫さま・坊主などの絵を。 出来上がったかるたは、母親の手作りの黒木綿の巾着風の袋に入れられました。
市川 銕琅 ( いちかわ てつろう )1901〜1987 明治34年(1901)東京生まれ。
鉄筆彫刻家。
明治34年 市川金蔵なか三男として東京調布国領町に生まれる。
本名虎蔵。
加納鉄哉が復活した鉄筆彫刻の最後の継承者。
30代で聴力を失いながらも、製作を続ける。
名誉利益を欲せず、個展活動に終始しました。
昭和62年 (1987)1月14日歿、85歳。
写実的な木彫と、置物や茶道具に鉄筆で細かく自然の風物を刻むのを得意とする。
調布出身の工芸作家・市川銕琅は、明治から大正期にかけて近代日本彫刻界のれい明期に活躍した加納銕哉(てっさい)の最後の弟子となりました。銕琅は若くして奈良に移り、その制作活動は60年に及びました。