福寿堂表具店   平成21年 お正月  敬語、敬称は省略させてください。

このページは只今製作途中です。 これより約一年かかるとおもいます。 気のある御方は 気長く見守ってください。 表具師のための、そして なによりも 表装をご注文いただ く お客様のために 表装の基準を 解りやすく 説明していきます。 いろいろ ご質問があれば 承ります。 但し ご質問は 手紙でお願いします。 返事は随時です。

新着裂地のご案内   裂の拡大画像は こちらから

1-11 素鼠色ムラ染め 本パー 1-12 細縞綿支那パー 1-13 唐桟縞 1-14 綿藍染市松 時代
     
1-15 桃色ムラ染め ななこ      

 

 
1 石畳地菊唐草文 本どんす 1-1 かちいろ地 牡丹唐草文 額装 1-2 灰白 はいじろ地 本パー  

裂の拡大画像は こちらから

1-7 更紗 昭和初期 1-3 牡丹唐草文本金襴 1-4 大牡丹文本金襴 1-9 本金砂子 鳥の子
1-5 印金雲文綿紙混紡 時代裂 1-8 唐花唐草文本どんす 1-6 モミ紙(濃い 山藍摺 やまあいずり)明治時代 1-10 若芽色 花唐草文金襴

 

それでは このような裂を使って どういう掛物が できていくのでしょうか。 そして 表具の価格が どう違うのか を おおまかに ご案内します。 価格を明示しておきますので なんとなく お解りください。 今は 参考例が 少ないので つかみにくいと 思いますが だんだんと 納得して頂けるのでは・・・

 

hu20 桃色ムラ染め明朝仕立 \55.000.-

 

掛軸の拡大画像は こちらから

 

 

綿藍染市松 時代 茶掛横物 ¥45.000.-

唐桟縞 茶掛横物 ¥45.000.-

掛軸の拡大画像は こちらから

 

 

素鼠色ムラ染め 本パー
新しい裂は 目のむく時があります。本紙が古いときは 裂も それなりに 落着かせたいものです。 その時は ムラ染め(わざとムラに染め 混色にする。)又は ムラ立て(織るときに わざとムラに織ってやや古みをだす。)などを 使います。
新しい本紙でも おちついて いいものです。

素鼠色ムラ染め 茶掛 ¥35.000.-

HU6 モミ紙 侘び表具 ごくごく渋いものです。茶掛 ¥55.000.-

掛軸の拡大画像は こちらから

 

 

細縞綿支那パー

丸表具 これも侘びですが プラス重みを 持たせています。¥55.000.-

 

表装価格も 明示しておきます。 ご参考にして下さい。
ご注意 
値段の差は  使用する 裂によるものでは ありません。 この点が 一番大事なことです。 裂よりも 使用する 和紙と技術、そしてセンスが より重きをなします。
一般に 裂の安い、高いによって 値段表を 作っているところが 大方ですが 当店では それは 余り意味の ないように 思います。
いくら上等のものを 使っても 技術や紙が悪ければ どうしようも無いからです。

当店の表装代金は ¥35.000.- から 色々です。

 

 

 

石畳茶掛横物 本紙は家元の表装です。ちょっとハンナリ ¥60.000.-

茶掛長物 三段 ちょっと渋めに ¥55.000.-

絓(しけ) 正絹のシボのある紬風の裂。 茶掛に最適。 裂には 余り使わない字が多くあります。思いついた時にUPします。

 

 

 

佛表装 ドシッとして 上品に ¥180.000.-

色糸入り竹屋町 最高の表装です。 ¥350.000.-

 

メクリ?
メクリとは 本紙のことです。
画家や書家が 書き下ろしたままの 本紙のことです。
絹を絹本。
紙を紙本。
他に 今は もうありませんが 絖(ぬめ)、絖本(こうほん)等と いろいろあります。
 

表装の形式の変更について

表装の形式の変更について
軸装→額装=○
額装→軸装=○ 絹本の場合
 〃  〃   =× 紙本の場合
1、 最近の日本画は 厚塗りで 本紙もごついものが    殆どです。 この場合はしないほうが 良い。
2、 書道作品の 額装→軸装は 要注意です。 パリパリの鳥の子で 裏打ちしてあるものは 大方は 剥がせません。 貸し額屋さんで 額装したものなどは やめておきましょう。
では、これは何故しているのか ・・・?
まあ、 まぁ、 ぁ、、、

古い掛軸の 仕立て直し について
これは 簡単にはいきませんが とりあえず 当店が これから 実際にやり直していく 掛軸をもって 解りやすく 説明していきます。

 

この掛軸は 秦 金石という画家の立雛図です。幕末生まれの昭和に亡くなった人でしょう。
本紙は褐色に汚れ 上から下まで 折れまくっています。硬い表具なので 傷みをひどくしてしまっています。是を、どう蘇らせるか というのが 表具師の仕事です。約一月ほどで 出来上がりましたら 画像をUPしましょう。 お楽しみに。
本紙を洗って、折れを修理しました。裂は柔らかい おとなしい色にしました。仕立て直しの代金は およそ¥45.000.-です。

 

掛軸の寸法について
床の間の高さは だいたい7尺5寸(225cm)ぐらい。
でも、色々な理由で 家によって異なります。 それ自体は なにも悪いことではありません。 ですから その場所に 応じての大きさで 長さや、幅を決めて作っていきます。
注文主は 掛ける場所と寸法を 説明して どれ位につくれば良いか 事前に表具師と 充分に相談して 決めてください。
この事について 表具師から 質問がないようでしたら そういう表具師には 依頼しないほうが いいでしょう。 但し、おなじみなら それは ありません。
この二福の掛軸の 
左は掛けるところが低く、
右は 普通寸法の高さで それぞれに 応じて作りました。
仕上りは 目に見ると こんなふうに 違ってきます。寸法によって 表装の形式を 変えねばならないからです。
こういう事を よく解ってください。



札所集印軸についてのお願い!
西国三十三所 四国八十八所 七福神めぐり、などの
札所集印軸を買われる時は ご注意ください。
掛軸に表装できない 集印軸が 平気で売られています。
高いお金と、時間をかけて やっと巡りおえられて 私ども表具師のところへ もってこられても お断りせざるを得ない 集印軸がございます。
こういう時は 本当にお気の毒に思います。
私ども表具師が 未然にアドバイスすることはできません。
販売されていらっしゃいます 各お店さまに お願いします。
出入りの表具師に見せて 販売して差し支えのないものかどうか ご確認のうえ 仕入れて頂きたく存じます。
集印軸を販売されている 霊場のお寺さまにおかれましては この事を特にお願いします。
又、製造されておられる各社、仏壇店さまには 表装に支障ないものか 念入りに精査して下さい。


それでは、どんなものが 良くないのか以下に紹介いたします。
これは 最近当店に表装を依頼されたものです。
真中の観音様が 織物になって 大変ごつく廻りの絹の部分との段差がはげしくて 掛軸には不適当な集印軸です。
仕上げて巻いたときに 普通の掛軸に比べて とても太くなります。
こんな事は 我々表具師には 当たりまえの初歩的な事なのですが なぜか無視されて今日に及んでいます。
何とかこなしておりますが 中に非常に良くない物がありますので 敢えて掲載致します。
技術上の 難しい事は別として 刺繍とか織物などは 避けてください。

 

西陣別織 24金 とあります。

この集印軸は 伝統的な米糊による表装には 不適当な裂が使われております。 機械で作る表装なら なんとか出来るようですが 敢えて こういう物を 選ぶ必要はありません。

 

 

これは まだなんとかできます。

結論として
刺繍とか織物などは 避けてください。

他にも 適していない集印軸が 多々あります。 これから集印軸をお求めになり 巡拝されます方は お近くの表装専門店の表具師に 直接 問い合わせて お買い上げ下さい。

 

西国三十三ヵ所 お札の表装 扁額仕立て ¥55.000.-   
 

  

 

額幅124 H48 本紙 幅90 H39cm 縁 チーク仕上げ ヘリ 緞子装 アクリル入り。
お札の表装の ご注文は ときたまあります。 表具師には しにくい仕事です。お札の大きさが 各寺総て違うからです。
仕上りは 大体こんなところです。 寸法ものせておきますので 参考にして下さい。
お札は 大小ありますので 切りそろえています。お札そのまま大きさでは ありません。
他に 屏風仕立てのこともあります。
掛軸仕立ては 不可です。

 

扁額仕立て ¥85.000.-
本金砂子 鳥の子 黒塗(カシュー)艶アリ 隅丸 4尺5寸×1尺5寸 アクリル入り
扁額仕立ては これが最も基本で、一番上品です。

    
 

 

ひとりごと
本漆の注文もあって 取り寄せるが 中途半端な 漆より カシューのほうが よっぽど 良いように思うのだが、、、

 

太巻き 二重箱とは こういう状態のものです。
勿論、上等の掛物にしか作りません。
厚塗りの日本画は これでないと駄目です。
古い軸を 収納する為に 誂えることがあります。
費用は 右のもので 4,5万円かかります。

 

軸箱の仕立て直し 額式
古い箱には 作りかえなければ ならないものが大方ですが、箱書などがあって 棄てられないものがあります。
この時は こういう風に 作り変えます。これを額式といいます。
費用は 2万円前後です。
他にも いろんなやり方があります。板にして保存する。など色々あります。

 

 

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