茶杓32 千家十職 駒沢利斎 下削り 梅の木 茶杓 30万円 共箱
       即中斉 箱書 銘 卯の花 
櫂先剣先 丸撓め 切止2刀 直腰 梅

まず 箱書から いきます。 二重箱。

外箱(桐)は 台差し箱で 蓋表に 十二本ノ内 とあります。

次に 中箱(桐)の 蓋表には 道明寺常成梅 古木茶杓。 とあります。

これは 大阪河内にある 道明寺 で 常成梅 という のは ここにある 梅ノ木のことです。

これです。 これは 昔の 常成梅 の 絵葉書です。

私は 40年程前に 始めての子供が 生まれたんですが その頃 この 道明寺の 近くの 富田林と 言うところに 住んでいて よく 道明寺へ 遊びにいきました。 それで よく 知ってるんです。(つまらぬことを 申して すみません。)

次に 同蓋裏には

わが宿の まがきの 月も入はてて 面影のこす 庭の卯の花 即中斉。

とありますが この歌が 嬉しいじゃ ありませんか。

即中斉さんの この 歌書きを みると どうも ぞくぞく するんですよ。

次に 中箱の 底に  の 刻印。 勿論 利斎 さんの 印です。 

この印を もってして 利斎 の 下削り とするのが 茶の世界の 常識です。

なので 千家十職 駒沢利斎 下削り とするわけです。

ひなやの説明は 初心者向けに 書いていますので 熟練者は スルーしてください。

ここで 特筆するべきは 外箱の 底にも り の印が あります。 これは 珍しいことです。

それだけ 気のはいった 作で あることは いうまでも ありません。(これは 重要な事で ございます。)

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つづいて 筒について は 簡単です。 卯の花 花押。

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次は 茶杓 そのものに ついて です。

形は 簡単です。  櫂先剣先 丸撓め 切止2刀 直腰   。

とくに 変った形では ありません。

あえていえば 最後の 切止2刀 です。普通は 切止刀 なんですが この杓は 二刀 です。

形は そういう事です。  で   問題は 梅の木の 茶杓に 何故 卯の花 と 銘したのでしょうか?

これが この茶杓では 一大事なのです。 

ここに 即中斉さんの 歌を もう一度 よく 吟味して 頂きたいのです。

わが宿の まがきの 月も入はてて 面影のこす 庭の卯の花  即中斉。

この歌は おそらく 即中斉さんの 自作でしょう。

この梅の 茶杓を見て こういう歌が 出てきた と いうことです。

月も沈んで 暗くなったけれど 庭の卯の花が 見えるような 気がする。

それを 面影のこす と 読まれています。

おそらく この 梅の茶杓の景色に 面影のこす 庭の卯の花 を 感じた。  そこで ふと 思いついて 卯の花 としたのです。

杓の 木肌の 明暗に 卯の花の 白を 感じたのでしょうね。

では もう一度 味わってください。

わが宿の まがきの 月も入はてて 面影のこす 庭の卯の花  即中斉。

目には さやかに 見えねども ここに 卯の花が  あったなあ  と 、、、

ここんところ 一番 感じたい 所 なんですが

ふう、、、   、、、

あまり しつこくなるので 説明は これ位で やめて おきます。

状態 非常に 良好です。

強く おすすめ 申し上げます。

 

 

常成梅碑

梅園入口の宝物殿前にあります。慶応2年(1866)に勢定講により奉納されました。
常成梅は当宮のご神木のひとつでもあります。

 

 

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