書165 紫野 松雲 泣露千般草 4万円 合せ箱
掛軸寸法34×191cm
本紙寸法34×130cm

 

本紙は 紙本。

唐紙 (やや黄色い色の 中国産の紙のこと。茶掛によく用いられる。)
細物にて 姿良し。
書は 大好きな 紫野 松雲 。

泣露千般草。

珍しい言葉ですが 泣露千般草 吟風一様松  と 続きます。

語感からすれば 夏のようですが 原則としては 無季です。

但し 夏に 使っても 差支えありません。

私なら 夏に 使いたいです。

 と言う字が何とも言えません。


表具は 侘び表具。
一文字 本金竹屋町
外廻し モミ紙 
軸先   宗旦 黒塗
箱    桐

状態 良好です。

強く おススメ申しあげます。

 

  

 

 

泣露千般草 吟風一様松 … 入谷仙介/松村ミ『禅の語録 13 寒山詩』〔三〕は、「露に泣きぬれた千々ちぢの草々、風にうそぶく一様に生え広がった松」と訳している。
◦入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「くさぐさの草はしっとりとおりた露の下に泣き、どの松の梢もみな風に鳴って同じ歌をうたっている」とある。【泣露千般草、吟風一様松】
◦柴山全慶編『禅林句集』には、「皆これ現成底の妙相、悟りの妙旨」とある。【泣露千般草吟風一樣松】
◦『禅語字彙』には、「草木又無情ならずの觀。又眞如現相の説にも此句をいふことあり」とある。【泣露千般草吟風一樣松】
◦芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……もしこの二句から禅の宗旨を汲みとるとしたら、『山路には色とりどりの草花が生いしげり、秋露にしとどに濡れて千姿万態の相を呈している。しかもその側には大小・高低さまざまな松が、風に吹かれてサヤサヤと一様のメロディを奏でている。差別と平等とがこのように相即している、これが自然と人生の真相である』と、汲みとるべきであろう。(中略)平等の面だけをみて差別の面を忘れるのも、差別の面だけを強調して平等の面を無視するのも、どちらもいわゆる担板漢たんばんかんの見方で真理に反する。平等とともに差別をみ、差別の裏に平等をみると、こうありたいものである」とある。【泣露千般草 吟風一様松】

松雲.
臨済宗の僧。大徳寺四百八十六世。石川県生。法諱は玄芳、道号は宗般、松雲は室号。金沢高厳寺で出家。山城円福寺の伽山全楞(大徳寺四百八十二世)に参禅、中原南天棒に印可を受ける。熊本見性寺・円福寺に住んだのち大徳寺派管長となる。書・和歌を能くし、歌集『毒華集』がある。市井に「布袋さん」の愛称を持つ。大正11年(1922)寂、75才。

 

 

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