掛軸と茶道具の卸店、ひなや福寿堂です。

書31 大徳寺 喝堂 飾り扇子 無功徳 6000円 箱ナシ
51.5×37.2cm

料紙は 銀潜紙で 絵は 海に浮かんでいる 島のようです。

賛は 無巧徳 。

無巧徳 は

無功徳(碧厳録)

功徳とは広辞苑によると「善を行うことによって神仏から果報を期待し得る行為」とあり、いわゆるご利益(ごりやく)のことです。
禅宗を開いた達磨大師(〜528)は禅を中国に伝えました。当時の中国は南北朝時代で南朝では梁の武帝が権勢を誇っている時代です。武帝は仏教への帰依が厚く、傳大士(ふだいし当時の仏教学者)に就いて教理を研究し、大奥の寺を建立して仏心天子と世間から呼ばれるほどでした。達磨大師の渡来を聞いて大いに喜び、礼を尽くして宮中に請じ、仏法についての問答を交わすことになりました。
武帝は問います。「私は即位以来、寺を造り、経を写し、僧を沢山作り上げてきた。この私にはどのような功徳があるのでしょうか。」
達磨大師の答えは「無功徳」、たったそれだけです。
何のご利益もありませんよの一言で済んでしまいました。確かに寺を造り、仏を造り、写経、供養等の仏事はよい果報を受ける行いかもしれませんが、あれもしたこれもしたと果報を期待しての善根(ぜんこんよい行いのこと)は真の善根ではありません。達磨大師はそこを武帝に諭したのですが、大師が言った無功徳という言葉にはもっと深い意味を持っています。
私たちは1つの行為をすればひとつの効果がはっきりと現れなくては無用な無駄な行為だと判断してしまいます。功利的打算的な行為を離れて純粋な人間性の心情から出る行為、これが仏の慈悲というものであるのだということです。
無益でも愚行でもよい自分の信ずる道に黙々と邁進(まいしん)する仏の慈悲行、菩薩行をこの達磨大師の「無功徳」から学び取りたいものです。

状態 良好です。

おすすめ。

 

細合喝堂 大徳寺塔頭龍源院 住職
龍源院(りょうげんいん)】
大徳寺の塔頭の中で一番古く、仏恵大円国師を開祖として能登の畠山義元、周防の大内義興、豊後の大友義親の三氏が創建。
龍吟庭、東滴壷、阿吽の石庭などの庭が知られる。方丈前の石庭は昭和末期に細合喝堂和尚の監修の元造られた。
・・大仙院を本庵とする大徳寺北派に対して、大徳寺南派の本庵とされている。

 

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