絵110 村瀬双石 雨中藻刈舟の図 25000円 共箱
掛軸寸法41.7×183.3cm
本紙寸法30.5×108cm
本紙は 紙本。
絵は 雨が 降っています。
舟を 漕ぎだして 藻を かっています。
これは 農作の 肥料にするために 藻を 刈っています。
雨で 野良仕事が できないときは こうして 色々な 仕事を していくんですね。
お百姓さんは しなければ ならないことが 沢山あります。
はなしは 変りますが.JPG)
若いときに 友達と 遠出して 突然に 農家に入って 水を 貰ったことが ありました。
腹もへっておって みかねた 農家の方が
ご馳走 して下さいました。
海老の 天麩羅です。
藻をかると それに ついてくるそうです。
それを 今で言う かきあげ にして 食べさしてくれた わけです。
おいしかったですよ。
ろくに 礼も言えずに 退散しましたけれど
失礼なことだった と いまでも 悔やまれます。
藻刈舟の絵を 見るたびに しまったなあ、 と 思ってしまいます。
表具 貼風帯
一文字 有職文本金襴
中廻し 菊文 衣装裂
天地 細紬
軸先 唐木 頭切
箱 桐
わずか墨の飛びがあります。
状態 良好です。
村瀬双石 むらせ-そうせき
1822−1877 江戸後期-明治時代の日本画家。
文政5年生まれ。四条円山派。養嗣子とした門人の村瀬玉田が明治画壇で活躍した。明治10年死去。56歳。京都出身。名は魚。別号に彩雲。