絵179 狩野永岳 鵜飼の図 4万円 
       阪正臣 極め箱
掛軸寸法38×180cm
本紙寸法27×90cm 

本紙は 紙本。

縦物にて 姿良し。

絵は 狩野永岳 さん。

幕末の四条派の画家です。

この方の絵は 待合に よく使われます。

墨絵で サラッと書いた 鵜飼の絵。

舟の上に かがり火が 焚かれています。

ちょっとわかりにくいですが よくご覧ください。

なんとも言えず 風情がございます。

表具は 裂表具。

一文字 本金竹屋町
中廻し 波文 どんす 
天地  ななこ正絹
軸先 頭切 黒塗
箱 桐 

そして 箱書がまた 上等です。

歌人の 阪正臣 さん。

次に 箱書は 鵜川之図 縫殿助狩野永岳。

おほみけに そなはる阿遊(あゆ)の のちのよは うふねとゝもに さそうかふ(

浮かぶ)らむ 正臣。

とあります。

とても丁寧な 箱書です。

さすがに綺麗な字です。

でも 私は こういうのは書いてほしくないです。

読み下せないからです。

今回の場合は珍しく読めました。

よかった!

状態 良好です。

強くお勧め申しあげます。
 

狩野永岳

幕末の画家。京都生。永俊の養子。字は公嶺、通称は縫殿助、号に山梁・晩翠等。永納の画風を習得したが、のち四条派の筆意を取り入れ、晩年画風を変えた。慶応3年(1867)歿、78才。

阪正臣 ばん-まさおみ
1855−1931 明治-昭和時代前期の歌人,書家。
安政2年3月23日生まれ。権田直助,高崎正風(まさかぜ)にまなぶ。宮内省にはいり,華族女学校教授,御歌所(おうたどころ)寄人(よりゅうど)をつとめる。優雅な仮名をかき,女学校用習字教科書に筆をとった。「樅屋(もみのや)全集」がある。昭和6年8月26日死去。77歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。号は茅田(ぼうでん),樅屋。戸籍上の姓は坂。

 

 

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