絵185 林文塘 春風 15000円 共箱
掛軸寸法30×189.5cm
本紙寸法20.5×111cm
本紙は 絹本。
細物にて 甚だ姿良し。
絵は 林文塘さん。
凧は いわゆる 扇凧という 種類のものです。
これは 各地方に あります。
中には 旭日ではなくて 武者絵などが 描かれています。
懐かしいですね。
この文塘さんの絵 画面 上は ほとんど余白です。
そこにこそ 春風が 感じられるではありませんか。
こういう余白を 描ける 画家たちの 最後の時代の人です。
日本は遠く なりにけり!
表具は 裂表具。 極上。
一文字 梅松文金襴
中廻し 鹿の子文 衣装裂
天地 支那パー正絹
軸先 頭切 独楽塗
箱 桐
全体に 経年のための 変色あります。
状態 良好といえます。
強くオススメ申し上げます。
扇凧(愛知)
林文塘
日本画家。京都生。名は光三郎。前川文嶺・山元春挙に学び、山水画を得意とする。文展入選後、井口華秋・池田桂仙らと反帝展の自由な制作をめざして日本自由画壇を結成した。中国に数回遊ぶ。昭和41年(1966)歿、84才。