絵39 今尾景年 朧月ホトトギス 4万円 共箱
掛軸寸法 39×199cm 本紙寸法 35.5×112cm
絹本。
ぼんやりした 月の下を ホトトギスが さっと 横切った瞬間の絵です。
全体 経年のための変色あります。
上下の下の部分に シミ 汚れあります。
表装がいいので やり替え しないほうが 良いと 判断しました。
表装
一文字 印尽くし文 本金襴
中廻し 間道
天地 絓(しけ)正絹
軸先 撥 象牙
箱 桐 共箱
今尾景年 いまお・けいねん
弘化2.8.12 (1845.9.13)
没年: 大正13.10.5 (1924)
明治大正期の日本画家。
京都,友禅の染屋の家に生まれる。
幼名猪三郎,のち永勧,字は子裕,別号聊自楽。梅川東居に浮世絵を学んだのち,明治6(1873)年鈴木百年に入門。
明治前期の京都画壇で実力を誇った鈴木派にあって,鈴木松年,久保田米僊とならび称された。
28年京都後素協会(旧如雲社)設立に際しては委員長となり,37年帝室技芸員,大正8(1919)年帝国美術院会員となる。
この間,明治24年『景年花鳥画譜』4冊を刊行,26年シカゴ万博で名誉賞牌,33年パリ万博で銀牌,37年セントルイス万博金牌と,精緻で写実的な花鳥画は海外でも高い評価を得た。