棗3 岩倉嶐斎(隆弘峯) 春の野 平棗 18万円
     鵬雲斎 在判 箱書
最大径8,4 高さ6,2 合口内径7,5cm

見事な 春の野 蒔絵。
岩倉嶐斎(隆弘峯) の 最高傑作です。

こういう職人さんが 平気に いらっしゃいました。
その殆どの方は もう他界されましたが 残念です。
勿論 後継者にも 優秀な方は いますが
この 失われた30年の間に 需要が 無くなったと いう事、

それは 仕事が 無くなったと いうことで
腕を 磨く機会が 激減するのです。

果たして 日本では あらゆる伝統工芸は 危機に瀕してます。
さて、 これから どうなるのでしょうか?

まあ それは ともかくとしまして

この 春の野の蒔絵は 何よりも 金色が超 抜群。

金色の 光を にぶく押えた所、 逆に 美しく 光沢のある 金色。
と 見事で 上品です。 


内側は 銀の粉ダメ これも綺麗です。


底の板の部分は 銀の粉ダメ、 やや銀の変色が ありますが
これを 銀磨きで 磨かないで 下さい。


反射などが ありますが 状態 非常に 良好です。
キズ スレなど ありません。


岩倉嶐斎(隆弘峯
大正15年石川県山中町生まれ。昭和25年隆弘峯を名乗る。
昭和61年60歳の還暦からは嶐斎と改号。
次代として岩倉史幸が後継。

 

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