書107 飛鳥井雅親 飛鳥井切 亜槐集 12万円
      十三代 古筆了信 極め札
掛軸寸法130×32cm
本紙寸法24×17cm

本紙は 紙本。 白紙。
細物にて 姿良し。
書は 飛鳥井雅親 。

飛鳥井雅親(読み)あすかい まさちか.
1417―1490
室町中・後期の歌人・公卿。雅世の長子。雅親は名、号は柏木・猿、法名は栄雅。正二位権大納言。
勅命により近古以来の和歌を撰進した。書も能くし、飛鳥井流(栄雅流)の祖。延徳2年(1490)歿、74才。

という 室町後期の歌人です。

そして 飛鳥井切 亜槐集 といいますのは

亜槐集 アカイシュウ(akaishuu)
分野 和歌集
年代 室町後期
作者 飛鳥井雅親

あ‐かい〔‐クワイ〕【亜×槐】 の解説
.《三槐(三公)に亜 (つ) ぐ意》大納言の唐名。亜相 (あしょう) 。

 

ところで 以下の古い本は 貞享5年(1688年 江戸前期)に発行されてもので

所蔵しているのは 佐賀県の 祐徳神社 です。

題は 飛鳥井家集 で 200ページほど あるようです。↓


 

開くと中は ずっと こんな感じです。↓


 

龍田姫 このめ春雨 ふるよりや 心にそむる 行末の秋

河上に 雪やのこりて 春雨に 思しよりも 水満さるらん

   草庵春雨

野へはみな 色満されとも 春雨に 草の庵ぞ 軒は朽行

   春田雨

せきも入らず またきかへさぬ を山田に 先水にこる 春雨の比

満春らをか 見のしろ衣 打しかれ かへす山田に はるさめぞふる

   春駒

いさみある 世の名は立て 春駒の 野原にあるゝ けしきをそみる

春のくる そなたの風は あたりても いわへにけりな のべの??駒

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

読み下しに 間違いがあるかもしれません。お許しください。

以上 歌五首 書かれています。

さすがに 能書です。

そして 飛鳥井家集 のここに 掲載されています。↓

 

表具は 裂表具。
台紙(裂) 雲立湧地文 織物
一文字 竹屋町織
中廻し  絓(しけ)正絹 
天地   絓(しけ)正絹     
軸先   頭切 研ぎ出し
箱     桐

状態 良好です。
強く おススメ申しあげます。

 

古筆了信 1863〜1946 明治から昭和期の古筆鑑定家。
古筆了悦の長男。十三代を継承した。

 

 

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