2-29 遠州公筆 冨士の歌 二幅対
      小堀宗慶 極め 
掛軸寸法(幅)48×(縦)123cm
本紙寸法(幅)46×(縦)34cm

本紙は 紙本。
横 物にて 姿良し。
書は 小堀遠州。 遠州さん そのものの 真筆です。

読み下し他の説明は 画像の下をご覧ください。

状態 良好です。
超 おススメ申しあげます。


上の 並べ方は 逆かもしれません。 ↑
この二幅は 箱書によれば 二幅対となっていますが
左右の順が よく解りません。
どちらでも 良いかと 思いますが
一幅掛けにしても 差支えないでしょう。

いずれにしても全体は 冨士尽くし 和歌四首 です。


表具は 裂表具。おそらく うぶの表具です。 超極上。
一文字 動物文 古金襴
中廻し 鴬宿梅文 遠州 
天地 細絓(しけ)正絹 
軸先 頭切 象
箱 桐 二重箱


向って右 真ん中に 冨士の大書。
曙の ながめもまさる しらゆきの 霞にたちそふ ふじの高根は。


向って左は 和歌三首 書かれています。
                                   宗甫
春になを 包む霞の 袖よりも 名にあしはる〃 冨士のしらゆき
誰も見て さぞおきふらむ ふじの祢は た〃日のもとの 雲のしらやま
もろこしの 名におふ山は を〃くと(は?) た〃冨士の祢の 雪の明ほの


内箱 蓋表 不二歌 遠州公二幅対

外箱 蓋表 冨士乃歌 弐幅対 宗甫筆
〃  蓋裏 応需 宗慶 花押

外箱欠損あります。

小堀 政一(こぼり まさかず)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての大名、茶人、建築家、作庭家、書家。
2代備中国代官で備中松山城主、のち近江国小室藩初代藩主。伏見奉行、上方郡代と江戸幕府成立期の京都伏見にて、畿内近国支配に重要な役目を果たした。官位は従五位下遠江守。茶道の遠州流の祖。
一般には小堀遠州(こぼり えんしゅう)の名で知られるが、「遠州」は武家官位の受領名の遠江守に由来する通称で後年の名乗り。道号に大有宗甫、庵号に孤篷庵がある。

12世 小堀宗慶
正明 宗慶 号・喜逢 興雲 成趣庵 紅心  平成23年4月24日 89才

 大正12年(1923)1月14日遠州茶道宗家11世小堀宗明の長男として生まれる。 東京美術学校(現東京芸術大学)在学中、学徒出陣にて満州に従軍。 終戦後シベリアで4年間の抑留生活を送る。昭和24年9月に復員し、翌25年音羽護国寺に於いて、遠州公嫡子大膳宗慶公の号を襲名し、以来茶道界発展に尽力。

 同37年に12世を継承。「国民皆茶」をモットーに、茶道界のリーダーとして、茶道本源に関しての研究はもちろんのこと、建築・造園の指導並びに芸術・工芸の分野においても幅広く活動している。 特に名物裂の研究、また茶花に関しては当代随一といわれ、また藤原定家の流れをくんだ「定家書風」の第一人者としても有名。 平成4年10月には永年の文化功労に対して、都知事表彰を受ける。また平成5年には勲四等旭日小綬賞を受賞する。平成13年元旦より遠州茶道宗家として13世家元の後見はもちろん、茶の湯を軸として幅広い活動を続けた。


向って左は ダンボール箱。

以上 遠州公の 傑作です。

 

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